少年時代を手稲で過ごし、全国各地を転々とするも、やはり手稲が好き!
手稲に戻ってきて、昨年より「ちょい寝ホテル」を運営し始めた清田純一郎による、手稲の超ローカルネタ満載の連載がスタート。
手稲の魅力を再確認するきっかけになればと願う。
「ていねっていいね」
「ていねっていいね」
ていねの街を歩くと、今や驚異的な局地的人気を誇るゆるキャラ「ていぬくん」と共にこのフレーズは自然と目に飛び込んでくる。
しかし、「いいね」とは誰が言っているのだろう?
「ていねっていいね」って、たぶん中の人(手稲区役所関係者)が多少の照れを感じつつ言っているんだろうな~と想像がつく。「ところでどこがいいのよ」などという突っ込みもほぼ入らないので、ちゃんとした検証もせず、ただダラダラと、人によってはすごく照れながら使い続けてきているのかなと想像してしまう。
例えば、自分から「これ美味しいから買っていって!」だとか、「うちの孫超かわいいのよ!」だとかは、大体が色眼鏡を通して誇張が過ぎる手前みそパターンが多いのだけど、ごく稀に「全くその通り!」「知らなかったら人生誤っていた!」「びっくりするほど素敵!」というケースもある。
そこで、「ていね」って本当に「いいね」なのかを検証していきたいと思う。
殊更「皆さんが良く知っている」ではなく「そんなこと知っていて何の役に立つの?」の方の「ていね」を取り上げるつもりだ。
全国的な鉄ヲタの聖地も存在する「ていね」
ところで、なぜ私がこの様なヒマそうな事を始めるのかを説明したい。
その前に、少々自己紹介を。
私の名前は清田純一郎。
富丘3条7丁目の国道5号線沿いにある「ちょい寝ホテル札幌手稲」を経営している。
札幌市には「清田区」なる手稲区と共に札幌市内にふたつしかない地下鉄無し区があるが、あちらの読み方はご存じ「きよた」。
対して私は「せいだ」。なので、そちらには全く思い入れはない。
当ホテルにお泊まりいただく際、お客様にていねの魅力をお伝えすることが多いが、全然知られていないことが分かる。
区外の方が知らないのは仕方ないとしても、地元の人と話していても「知らなかった」と驚かれることが多い。ていねのことを何となく良いと思っていても、どこが良いかは答えられる人は少ない。
そこで、このような機会を通して、改めて約14万人の手稲区住民にも、ていねの魅力や見どころを知ってもらいたいと思い、この連載を書き始めることとなった。
住民の方々に「ていねは見どころいっぱいありますよ!」「ていねに来てください!」と言っていただくと、私が儲かると言う算段もあるw
何れにせよ、住まう場所の魅力を知るのは悪い話では無い。
ところで、清田区は地下鉄無し区どころか市内唯一の鉄道無し区。
JRの路線から遠く離れている上、地下鉄東豊線延伸の話が上がれども、採算が取れそうもないのでなかなか着工には至らない。
対して手稲は地下鉄無し区ではあるもののJRの駅が5つある(「稲積公園」「手稲」「稲穂」「星置」「ほしみ」:市内では北区の9駅に次いで2番目に多い)のが自慢だ。
そして、鉄道関連施設では何といっても稲穂にJR北海道最大の車両基地「JR北海道札幌運転所(札サウ)」がある!
JR北海道では苗穂工場と双璧を成す、言わずと知れた全国的な鉄ヲタの聖地だ。
などと、突然鉄道の話で盛り上がってしまったが、何を隠そうワタクシ幼少のみぎりから鉄道好き(鉄ヲタ=鉄=テツ)なのだ(照。
なので、もう少し鉄ネタを掘り下げてみる。
次回へ続く…
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