「ハザードマップ」というものを見たことはありますか?
ハザードマップは防災マップとも言われ、自然災害による被害を予測し、地図化したものです。
2018年9月の北海道胆振東部地震のときは、手稲区も震度5弱を記録し、大変恐ろしい体験であったと思います。
そのとき初めて意識した、という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな手稲区のハザードマップと地盤のお話をしたいと思います。
手稲区は地盤が弱い!?
まず、札幌市の区ごとの地盤の強さはどうなっているのでしょうか。
一般的に地盤が強いのは南区や西区、中央区で、弱いのは手稲区、北区、東区、白石区と言われています。
えっ、手稲区弱いの?!と思った方もいるかもしれませんね。
先の地震の際は北区や東区、清田区に比べるとほとんど被害はありませんでしたが、確かに強く揺れました。
被害の程度は震源地の場所など様々な条件によるかと思いますが、地震防災マップや民間企業提供の地盤の情報を見てみると、手稲区内は地盤の強さが場所により大きく異なることがわかります。
↑得ダネ手稲オリジナル地盤マップです!↑
筆者が調べてみた結果、大きく分けると、線路を隔てて南側は地盤が強く、北側に弱いところが多く見られました。
さらに細かく見ていくと、同じ線路の北側でも、樽川通から追分通の間の地域、星置駅からほしみ駅の間の地域は弱いところが多く、曙通からカインズホーム星置店の辺りまでは比較的強いようでした。
もちろん、この範囲の中にも強弱の差はありますが、川の近くや造成地などは比較的弱い傾向にあるようです。
もしご自分のお住まいの地域はどうなんだろう?と思った方は、市の地震防災マップや、インターネットで「地盤 マップ」で検索すると詳しく調べることができます。
万が一何かあったとき、対策しやすいように日頃からの備えはとても大事です。
地震はもちろん、洪水や台風、土砂崩れなど、ご自分のお住まいの地域で災害にあったときにすぐ行動できるよう、避難場所などは事前に調べておきたいですね。
更に詳しくは札幌市の地震防災マップや札幌市ハザードマップをご覧ください。
おまけ:「日頃の備えチェックポイント」
・家具の置き方
転倒防止の策を考えておきましょう
・食料・飲料などの備蓄
普段から飲料水や保存の効く食料などを備蓄しておきましょう
・非難場所の確認
ハザードマップで避難場所を確認しておきましょう。
その他、ソーラーパネル付きの充電器や電池式のラジオ、懐中電灯、カセットコンロなどもあると便利です! 乾電池などは多めに用意しておきましょう。
また、北海道は冬の備えも重要です。毛布やポータルストーブなどに加え、新聞紙や段ボールも敷くと断熱効果があります。
参考:
札幌市「地震防災マップ」
首相官邸「防災の手引き」
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